山武市島:本因寺

2024年7月19日のことだが,日蓮宗・長福山本因寺(千葉県山武市島)を参拝した。

境内の本堂庫裏落慶記念碑の記述によれば,本因寺は,元は真言宗寺院だったが,日泰上人に帰依していた土気城主・酒井定隆の命により大永元年(1521年)に日蓮宗に改宗した寺院とのこと。同碑の記述によれば,その後,本因寺は,火災により堂宇を焼失したため,享保18年(1733年)に現在地に移転し,明治時代には明治政府の命令により設置された嶋小学校の校舎にも用いられ,歌人・伊藤左千夫もこの校舎で学んだが,火災により山門以外の堂宇を失い,昭和63年(1988年)に本堂及び庫裏などが再建されたとのこと。

本因寺の山門脇には,明治時代初期に本因寺の本堂を校舎として設置された嶋小学校に関する説明板が立てられている。伊藤左千夫の生家は,山武市歴史民俗博物館(千葉県山武市殿台)の敷地内に移転・保存されている。

成東・東金食虫植物群落(千葉県山武市島)の所在地近くにあり,同所を訪問する際には本因寺の前を何度も通った。しかし,足をとめるのは今回が最初。

敬意を表する趣旨で本因寺を参拝した。


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本因寺の山門


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本堂


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本堂庫裏落慶記念碑


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嶋小学校跡の説明板



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