カイメンタケ

2024年7月20日のことだが,戦場ヶ原(栃木県日光市中宮祠)を訪問した。

赤沼駐車場からゆっくりと歩きながら進み,青木橋付近に到達したところで雲が広がりポツポツと雨粒が降ってきたので,引き返すことにした。それでも,約2時間半ほどの間にかなり多種類の動植物を観察できた。幸運だったと思う。

カイメンタケ(Phaeolus schweinitzii)と思われるキノコを見た。

一見すると地面から生えているように見えるが,カラマツ(Larix kaempferi)と思われる針葉樹の落葉が積もった下にはすぐに幹の下部または根の上部があり,その腐朽した部分からこのキノコが生えているのだろうと思う。ツガサルノコシカケ科(Fomitopsidaceae)のキノコなので,触ってみると硬い。

このカイメンタケと思われるキノコを見た場所は,以前,ツリガネタケFomes fomentarius)または同属のキノコではないかと思われるパンケーキのような形をしたキノコを見た場所の近く。


Phaeolus schweinitzii


Phaeolus schweinitzii


Phaeolus schweinitzii


[追記:2024年8月8日]

2024年8月2日にも戦場ヶ原を訪問した。このブログ記事の写真を撮影した場所のすぐ近くで,別のカイメンタケを観たので,その写真を追加する。


Phaeolus schweinitzii



 三河の植物図鑑 きのこ図鑑:カイメンタケ 海綿茸



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