印西市小倉:小倉鳥見神社

過日,小倉鳥見神社(千葉県印西市小倉)を参拝した。祭神は,饒速日命・宇摩志遅命・御炊く屋姫命。

小倉鳥見神社の現在の社殿は,春日神社及び八幡神社と合併されて一体化されたものとなっている。春日神社の祭神は,武甕槌命・経津主命・天児屋根命・姫大神。八幡神社の祭神は,八幡神・誉田別尊・応神天皇。
また,幾つかの境内社がある。琴平太神社(須佐男命)と阿夫利神社(大山祇命)があるとのことなのだが,どの境内社がそれらの神社に該当するのかについては,よくわからない。
これらの神社は,元は近隣に分散して鎮座していた神社であり,明治時代に整理・統合された神社なのではないかとも思われるのだが,詳細は不詳。なお,これらの境内社は,小倉鳥見神社の社殿脇にある小さな塚状地形の上及びその周縁部にある。この小さな塚状地形部分は,現時点では古墳としては扱われていない。
加えて,かつて間口三間・奥行二間の遥拝所(拝殿?)があったとのことなのだが,現在では存在しない。

境内には他に石材を積み重ねたような小さな塚もあるが,これは境内地を整理した際に出た石材等を集めたものであり,古くからある塚または古墳ではないと判断できる。

なお,小倉鳥見神社の由緒等に関しては,千葉縣印旛郡役所編『千葉縣印旛郡誌』(大正2年)の復刻版である『千葉県印旛郡誌 後篇』(臨川書店,昭和60年)の545頁に「村社鳥見神社」としての記述がある。この記述は,旧永治村に関する解説の中に含まれている。


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小倉鳥見神社の鳥居


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手水
(右下の丸石は古墳由来の石材?)


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社殿(春日神社・鳥見神社・八幡神社)


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説明板


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社殿脇にある塚状地形部分と境内社


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境内社(琴平太神社または阿夫利神社?)


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境内社(琴平太神社または阿夫利神社?)


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境内社


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境内社


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石材を集めたような小さな塚
(丸石は古墳由来の石材?)


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裏参道の鳥居



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