旭市飯岡:玉﨑神社(その1)
過日,玉﨑神社(千葉県旭市飯岡)を参拝した。祭神は,玉依毘売命。日本武尊を配祀している。
玉﨑神社に関しては,千葉縣海上郡教育會編『千葉縣海上郡誌』(大正6年・復刻版昭和60年)の965~968頁に詳細な解説がある。
玉﨑神社に関し,『神道集』は,下総國二之宮としている。
『千葉県海上郡誌(復刻版)』の967頁に収録されている宝暦四年戌年正月の玉﨑神社古文書によれは,玉﨑神社は,元は玉﨑明神と称したようだ。
玉﨑神社は,景行天皇十二年の創始と伝えられ,元は九十九里海岸東端の岬(現在の刑部岬?)付近に鎮座し,関東地方の諸武将から崇敬された。
天文2年(1533年)に大堀刑部の乱の際の火災によって社殿一切を焼失した。また,境内地の海蝕が進んだことから,そのころ,現在の鎮座地に遷座した。
玉﨑神社境内に建立されている社殿改修記念碑によれば,玉﨑神社の社殿は,本殿が元禄10年(1697年)に建設され,拝殿が嘉永5年(1852年)に建設されたもの。
玉﨑神社の社殿には多数の優れた彫刻が施されている。玉﨑神社のサイト上にある説明によれば,それらの彫刻は,江戸時代の仏師・石田丹治栄貞(1798~1872年)の手によるものとされている。
玉﨑神社境内に建立されている社殿改修記念碑によれば,玉﨑神社の社殿は,元は萱葺屋根だったけれども昭和3年(1928年)に銅板葺きに改修され,更に,昭和42年,昭和53年,平成19年に改修工事が行われた。
その後,東日本大震災による被害を受けたこともあり,社殿の全面的な改修工事が実施され,その工事は,令和2年に完工したとのこと。
鳥居
参道の鳥居
社号標
参道
拝殿
拝殿側面
拝殿の扁額
拝殿正面の彫刻
拝殿屋根破風部の彫刻
本殿
本殿の彫刻(一部)
本殿の彫刻(一部)
本殿の彫刻(一部)
本殿の彫刻(一部)
本殿と拝殿の説明板
社殿改修記念碑
左側の狛犬
右側の狛犬
神木と社務所
拝殿前の燈篭とシジュウカラ(Parus minor)の幼鳥
手水
玉﨑の姫龍
鳥居脇の石燈篭
玉﨑神社
千葉県教育委員会:玉﨑神社本殿
千葉県教育委員会:玉﨑神社拝殿
千葉県教育委員会:古瀬戸狛犬
玄松子:玉崎神社
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