オオアオイトトンボのメス

先日,印西市内の寺院を参拝した後,その境内地を散策中,境内林を構成している樹木の葉にやや大型のイトトンボの仲間がとまっているのを見つけた。この境内林のある場所は,水辺ではない台地の上なのだが,その境内林のある場所から下は段丘崖になっており,その段丘崖の裾から先には水田がある。

肉眼では明確に識別できるとはいえ,林内は暗い場所だったので,普通に撮影したのでは露出不足になってしまう。ストロボを使用して写真を撮っておいた。

帰宅してから調べてみた。写真で見る限りでは,腹部の第8腹節~第10腹節の特徴から,オオアオイトトンボのメス(Lestes temporalis)だと判断できる。

一般に,オオアオイトトンボは,6月頃から羽化し始め,暑い夏の間は林縁の木陰などの涼しい場所で過ごし,秋になると水辺に移動して繁殖活動を始めるのだそうだ。


Lestes temporalis


Lestes temporalis



 神戸のトンボ:オオアオイトトンボ

 昆虫エクスプローラ:オオアオイトトンボ



この記事へのコメント