桐生市川内町:崇禅寺

2024年6月7日,臨済宗建長寺派・萬松山崇禅寺(群馬県桐生市川内町)を参拝した。本尊は,阿弥陀如来。
新上州観音霊場三十三ヶ所第三番となっている。

崇禅寺は,元久2年(1205年)に法然上人の弟子・智明上人が浄土宗の草庵を建てたのが始まりの古い寺院。その後,応安3年(1370年)に臨済宗建長寺派の寺院として開山し,現在に至っている。

崇禅寺の本尊・阿弥陀如来像は,鎌倉時代の作とされる貴重な文化財であり,群馬県指定の重要文化財となっている。
境内にあるイトヒバ(Chamaecyparis pisifera cv. filifera)の巨樹は群馬県指定の天然記念物となっている。
崇禅寺の山門は,享保12年(1727年)に寄進されたものとのこと。

崇禅寺の本尊・阿弥陀如来像に関しては,崇禅寺が開創された時期に鎌倉幕府(北条氏)から寄進されたものかもしれないというような想像をしたくなる。

境内地は,全体として山の斜面の自然林を中心とする静かな自然環境の中にある。
私が訪問した時にはその時期ではなかったので実見していないけれども,境内の紅葉が美しい寺院として広く知られているとのこと。
そして,崇禅寺の境内地は,群馬県指定の崇禅寺緑地環境保全地域となっている。


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寺号標など(参道への分岐点)


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崇禅寺緑地環境保全地域の説明板


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参道


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門柱


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石段


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山門


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山門の装飾(一部)


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本堂の方から見た山門


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崇禅寺の文化財の説明板


Hydrangea macrophylla f. normalis
ガクアジサイ
Hydrangea macrophylla f. normalis


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本堂


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本堂裏の石段


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阿弥陀堂


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本堂裏にある燈篭





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鐘楼


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鐘楼の彫刻(一部)


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梵鐘


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観音堂


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茶室・無達庵


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弥陀の小径


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四阿


Chamaecyparis pisifera cv. filifera
イトヒバ(Chamaecyparis pisifera cv. filifera)


Chamaecyparis pisifera cv. filifera
同上


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庚申塔


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茶筅塚


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和合廟・十三層塔


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六地蔵


Hypsipetes amaurotis
境内で見たヒヨドリ(Hypsipetes amaurotis


Hypsipetes amaurotis
同上



 萬松山崇禅寺

 群馬県:崇禅寺木彫阿弥陀如来像

 桐生市:崇禅寺のイトヒバ



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