ツノアオカメムシの幼体
昨日(2024年6月20日)のことだが,奥日光・小田代原(栃木県日光市中宮祠)を訪問した。
湿原の周囲にある木道を歩いていたところ,木道の手すり部分などに濃緑色のカメムシがいるのを何度も見た。
その外形的形質上の特徴から見てカメムシの幼体であることはすぐにわかったのだが,その同定には随分と時間がかかった。何しろ,これまで見たことのないタイプのカメムシだ。
結論として,ツノアオカメムシ(Pentatoma japonica)の幼体であることが判明した。もし機会があれば,成体を見るためにこの場所を再訪したいと思っている。
ただし,老化による劣化が著しいので,それまで体力がもつかどうかがかなり疑わしい。
ちなみに,木道上で踏みつぶされたツノアオカメムシの幼体にはコチャバネセセリ(Thoressa varia)が群がっていた。そのような光景も初見。
ツノアオカメムシ(Pentatoma japonica)
同上
同上
同上
同上
踏みつぶされたツノアオカメムシの遺骸に群がる
コチャバネセセリ(Thoressa varia)
yamasanae:ツノアオカメムシ 角青亀虫
ちょっとだけ不思議な昆虫の世界(3):カメムシ幼虫の比較同定①(ヨツボシカメムシとツノアオカメムシ)
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