那珂市菅谷:宮の池のハゴロモモ(フサジュンサイ)
先日,宮の池(茨城県那珂市菅谷)を訪問し,この場所に棲息している動植物を観察した。
かなり広範囲にわたり,水面上で小さな白い花がいっぱい咲いている。水中に本体がある水草の花だ。カナダモの類かと思ったのだが,よく見ると花弁が6つあるように見える。
採取して詳細に調べたわけではないので確実ではないが,花の特徴から,フサジュンサイとも呼ばれるハゴロモモ(Cabomba caroliniana)だと思われる。
花弁が6枚あるように見えるが,3枚の花弁(内花被片)+3枚の萼片(外花被片)で構成されているとのこと。
北アメリカ現在の外来植物。
日本の在来種を大きく圧迫している可能性がある。しかし,見たところ,駆除のための努力は(官民とも)全く行われていないようだ。
ちなみに,素早く逃げるため写真撮影はできなかったけれども,宮の池はアカミミガメ(Trachemys scripta)の天国ともなっている。
ハゴロモモ(Cabomba caroliniana)
同上
同上
同上
日本の水生植物:ハゴロモモ
三河の植物観察:フサジュンサイ 房蓴菜
侵入生物データベース:ハゴロモモ
環境省:日本の外来種対策 アカミミガメ
侵入生物データベース:ミシシッピアカミミガメ
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