護国寺の墓地にある明治時代の要人の墓所
護国寺(東京都文京区大塚)の墓地には,徳川家が支配する江戸幕府を倒した長州藩を中心とする明治政府の要人や明治政府にとって大きな貢献のあった者などの墓所がある。
過日,護国寺を参拝した際,それらの墓所の中の幾つかを拝見した。墓所なので物見遊山の対象ではないが,ここにそれらの墓所が存在するということそれ自体が歴史の証拠という意味での極めて重要な文化遺産となっている。
なぜならば,明治政府の価値基準や価値判断の一部を知ることができ,また,様々な人々が書籍に書いている人物像(特に明治政府との密着度など)を客観的に見直す契機となり得るからだ。
例えば,大隈重信の墓所は神社となっている。墓所それ自体が御神体であり,玉垣が廻らされており,鳥居がある。そのような人物だったということを知るための客観的な史料がここにある。
そして,護国寺の隣地は,豊島岡墓地となっている。
聖観世音菩薩像(雨宮敬子作)
内大臣正一位大勲位三條公之墓
同上
内大臣正一位大勲位三條公之墓碑
感舊之碑
三条実美墓の説明板
元帥公爵山縣有朋墓
公爵山縣家累代墓
同上
従一位大勲位侯爵大隈重信墓
同上
正二位伯爵山田顕義墓
同上
ジョサイア・コンドル(Josiah Conder)の墓
コンドル墓の説明板
オーロラ特急ノスタルジック旅日記:東京・文京区 護国寺墓地 有名人の墓《総集編》
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