2024年5月18日に根本山の「トンボの沼」とその周辺で見た花や虫など
2024年5月18日のことだが,根本山(栃木県真岡市根本~西田井)を訪問した。
散策中,「トンボの水辺」付近で,イイギリ(Idesia polycarpa)の雄花が開花しているのを見た。黄緑色の小さな花なので,慣れていないと気づかないかもしれない。
イイギリの雌花は,昨年,くらしの植物苑(千葉県佐倉市城内町)で見た。
なお,イイギリは雌雄異株の植物ではあるけれども,雄花だけのタイプのものと雌花だけのタイプのもののほか,雄花と両性花が混在しているタイプのものもあるとのこと。私が見た個体が雄花だけのタイプのものなのか雄花と両性花が混在しているタイプのものなのかは,よくわからなかった。
イイギリ(Idesia polycarpa)
同上
同上
「トンボ沼」ではトンボの成虫の数が多いとは言えない状態だったけれども,何種類かの蝶や蛾を見ることができた。
四阿
トンボの沼
シオカラトンボ
(Orthetrum albistylum speciosum)
イチモンジチョウ(Limenitis camilla)
マエキヒメシャク
(Scopula nigropunctata imbella)
ミスジツマキリエダシャク?
(Xerodes rufescentarius rufescentarius)
根本山の他の場所では,様々な花や昆虫を見ることができた。根本山で見たヤマキマダラヒカゲ(Neope niphonica)とサトキマダラヒカゲ(Neope goschkevitschii),アカボシゴマダラ(Hestina assimilis),カラスアゲハ(Papilio dehaanii),ヤマサナエ(Asiagomphus melaenops)と思われるトンボ,モンキアシナガヤセバエ(Nerius femoratus)と思われる昆虫,ヨコヅナサシガメ(Agriosphodrus dohrni),ベニカミキリ(Purpuricenus temminckii),コアジサイ(Hydrangea hirta),ニッコウキスゲ(Hemerocallis middendorffii var. esculenta)については,既に別のブログ記事で書いた。
鳥の写真はほとんど撮影できなかった。鳥がいないわけではなく,ヒヨドリ(Hypsipetes amaurotis)は多数棲息している。ウグイス(Horornis diphone)とホトトギス(Cuculus poliocephalus)の声がときどき聴こえる。
樹の枝にとまっている野鳥としては,1枚だけエナガの写真を撮ったのだが,ピンボケ写真になってしまった・・・
エナガ(Aegithalos caudatus)のピンボケ写真
帰りがけに舗装道路を歩いていると,前方にハシボソガラス(Corvus corone)が群れているのが見えた。また,その舗装道路の路傍でトウバナ(Clinopodium gracile)が開花しているのを見つけた。
ハシボソガラス(Corvus corone)の群れ
トウバナ(Clinopodium gracile)
この記事へのコメント