つくば市北条:鹿嶋神社

過日,鹿嶋神社(茨城県つくば市北条)を参拝した。祭神は,武甕槌命。

この神社は,一般に「鹿島神社」と表記されているけれども,存在する社殿の扁額には「鹿嶋神社」と記されているので,鹿嶋神社が正しいのだろう。この点に関し,つくば市教員委員会社会教育課『筑波町史 史料集 第5篇(社寺篇)』(昭和58年)の334頁では「鹿島神社」としている。このブログでは,社殿の扁額の記載に従い,「鹿嶋神社」と表記することにした。
なお,社殿(建物)は,比較的最近に大改修または再建されたもののように見える。

鹿嶋神社の由緒等に関し,『筑波町史 史料集 第5篇(社寺篇)』の334頁では,「鎌倉時代」の創建,例祭は10月15日とした上で,備考欄には「朱印地祀田五石,境内四一一坪,氏子三〇戸」と記されている。
ただし,「つくば新聞」には「1191(建久2)年、多気義幹の建立」とも書かれている。鎌倉時代に創建の神社とされているので,そうであるとすれば多気氏または八田氏が鹿島神宮を勧請して建立した神社ということになるのではないかと考えられる。

鹿嶋神社の鎮座地近くには毘沙門天種子板碑(茨城県つくば市北条)があるが,それ以外に古い供養塔などの石造物が集められている場所がある。


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参道


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鳥居


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石段


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社殿


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社殿側面


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扁額


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社殿の装飾


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鹿嶋神社鎮座地付近から見える景色


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鹿嶋神社鎮座地近くにある古い供養塔など


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右端の供養塔の側面


 つくば新聞:つくば市の神社



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