群馬県邑楽郡邑楽町鶉新田:浮島弁財天
2023年11月下旬のことだが,浮島弁財天(群馬県邑楽郡邑楽町鶉新田)を参拝した。
執権北条高時の弟・泰家によって江の島弁財天を勧請して創始された神社とされており,臨済宗建長寺派・東光山恩林寺(群馬県邑楽郡邑楽町鶉)と共に北条氏と深い関係をもっている。
現在,恩林寺が浮島弁財天を管理しており,浮島弁財天の御神体も通常は恩林寺内に安置されているとのこと。
浮島弁財天の鎮座地は,大谷休泊(1521年~1578年)が湿地や荒地の開拓のための開拓や水利開発事業を行った結果生成された多々良沼の中にある島となっている。大谷休泊は,非常に優れた能力をもつ稀有の人材だったと考えられる。
なお,多々良沼周辺には砂鉄による製鉄遺跡が残されている。この砂鉄による製鉄に関しては,新田氏を祖とする由良氏との関係を指摘する見解も多い。
鳥居
社殿
社殿側面
浮島弁財尊天由来碑
如意輪観音
改築記念碑
邑楽町多々良沼公園の四阿
恩林寺
里沼(SATO-NUMA)
民俗学関連サイト:新田神社(由良氏)
民俗学関連サイト:新田神社とは
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