つくば市神郡:六所大仏

過日,六所大仏(茨城県茨城県つくば市神郡)を拝見した。

六所大仏は,市営六所駐車場のすぐ近くにある。この駐車場にクルマを停めて六所皇大神宮靈跡(旧六所神社)まで徒歩で移動しようとすると,必ずこの大仏の前を通る。
六所大仏の前で合掌し,六所大仏を囲むようにして建立されている石仏や歌碑などを拝見した。これらの石仏は,本地垂迹説における筑波山の六所の神と対応するものとも思われるのだが,正確なところは知らない。
一般に,廬舎那仏(大日如来)を天照大神の本地であるとするのが普通の考え方ではないかと思われる。また,筑波山の六神との関係では,伊弉諾神は千十観音を本地とし,伊弉冉神は聖観音を本地とするとされているようだ。
それゆえ,真言宗豊山派・筑波山中禅寺知足院(茨城県つくば市筑波)は,千手観世音菩薩を本尊とする。

六所大佛の標石裏側に刻まれている「大仏建立の趣旨」によれば,この大仏は,平成16年(2004年)に松崎功氏が「世界の平和と日本の安全,つくば市の発展と郷土の繁栄を願い」建立したものとのこと。また,「郷土の歴史」と題する石碑には六所大神宮の歴史に関する記述が刻まれている。

なお,旧六所神社に関しては,筑波町史編纂専門委員会編『筑波町史 上巻』(平成元年)の195~196頁に解説がある。


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六所大仏入口付近


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六所大仏


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大仏建立の趣旨


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郷土の歴史碑


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歌碑


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六所大仏の近くにある石祠


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六所大仏の近くにある道祖神


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六所大仏付近から見た筑波山


Streptopelia orientalis
キジバト(Streptopelia orientalis


Passer montanus
スズメ(Passer montanus



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