真岡市根本:瑞光寺
過日,天台宗・松醫山三宝院瑞光寺(栃木県真岡市西田井)を参拝した。本尊は,勢至菩薩。
栃木十三仏霊場第九番札所となっている。
寺伝によれば,貞観2年(860年)に慈覚大師円仁により創建された寺院。これまで何度も火災に遭い堂宇を喪失しているが,再建されて現在に至っている。火災の際に搬出されて今日まで伝わる薬師瑠璃光如来及び十二神将も安置されている。
現在の本堂,庫裏及び表門は,明治時代に再建されたものとのこと。
瑞光寺の山号から推測すると,元は薬師如来を本尊とする寺院だったと考えられる。瑞光寺に伝わる絵図(元禄5年)には本堂と山門との間に薬師堂が描かれているとのことだし,『下野國史』には瑞光寺の本尊が薬師如来である旨が書かれているということなので,本堂と山門との間にあったという薬師堂に薬師瑠璃光如来が安置されていたのだろうと想像される。
寺号標
瑞光寺入口付近
山門
本堂
本堂の彫刻(一部)
説明板(環境省・栃木県)
説明板(真岡市)
手水
地蔵尊など
天台宗栃木教区宗務所:寺院の紹介:瑞光寺
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