2023年10月14日につくば植物園で見た花など(その1)
2023年10月14日につくば植物園(茨城県つくば市天久保)を訪問し,現在開花中の植物,昆虫,鳥などを観察した。
比較的短時間の滞在となったのだが,概ね見た順に,園内で見た花や鳥などのブログ記事を書こうと思う。
つくば植物園の教育棟近くにある果樹園では,柿の果実が熟していた。今年は猛暑の夏のために一般に果物のできがよくない。品質のばらつきが大きすぎ,しかも美味しくないものが少なからず含まれている。それでも販売価格は安くない。もしかすると来年以降もこういうことになるのではなかろうか。
食用イヌホオズキとされている植物は,普通に見られるイヌオオズキを大型にしたような植物で,その熟した黒い果実はブルーベリーのように見えるくらい大きい。つくば植物園では,「ガーデン・ハックルベリー」として表示されている。
この植物の学名に関しては,かなり混乱した状態にあるようで,論者によって異なる。つくば植物園では,「Solanum nigrum var. guineense」と表示されているが,Kewでは「Solanum nigrum var. guineense L.」を「Solanum scabrum Mill.」の別名(Synonym)として扱っている。
推定としては,自然交雑及び人工交配による交雑種が現存個体の大部分を占めており,明確に区別できないと理解するのが正しいのではなかろうか。
池の上にはり出した樹の枝の上にはアオサギ(Ardea cinerea)が陣取っていた。かなり精悍な顔つきをしている。
この日に園内で最も多く見かけたのはヤマガラ(Sittiparus varius)だった。しかし,カメラを向けるとすぐに飛び去ってしまうため,その写真を撮るのは容易でない。
カキ'四ツ溝'(Diospyros kaki 'Yotsumizo')
カキ'祇園坊'(Diospyros kaki 'Gionbou')
ガーデン・ハックルベリー
(Solanum nigrum var. guineense)
同上
同上
同上
オオハラナガツチバチのメス
(Megacampsomeris grossa matsumurai)
同上
ヤマトシジミ(Zizeeria maha)
ヒイロダケ(Pycnoporus coccineus)
アオサギ(Ardea cinerea)
同上
同上
同上
チャボホトトギス(Tricyrtis nana)
ヤマガラ(Sittiparus varius)
同上
国立科学博物館筑波実験植物園(つくば植物園)
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