高崎市吉井町池:下池古墳群再訪

過日,下池古墳群(群馬県高崎市吉井町池)の所在地を再訪した。

下池古墳群の初回訪問時には古墳群所在地の大部分を見学できたものの,大宮神社(群馬県高崎市吉井町池)の北側付近にある古墳所在地を見学しなかった。その大宮神社を参拝したところ,境内地から北の方に伸び,小さな墓地区画のあるところの近くまで続く道があったので,その道を歩いて見学することにした。

なお,下池古墳群所在地の東端付近に位置する高崎市2337番遺跡(吉井町102号墳・円形39尺)は記録上でも隠滅扱いになっている。
吉井町102号墳所在地の北側に位置する高崎市1523番遺跡(Y177号墳・直径12.8m×12.4m)も関連資料等から推測して既に隠滅していると判断したので,それらの古墳所在地には行かなかった。


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下池古墳群所在地北東端(Y177号墳所在地付近)


さて,大宮神社のすぐ北側の畑の中には小さな塚状地形がある。地上に存在する塚状部分が墳丘の残存部分なのかどうかは不明なのだが,墳丘の残存部分であるとすれば高崎市1521遺跡(Y175号墳・直径5.6m×4.3m)の所在地と一致する。


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西の方から見たY175号墳所在地付近


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北西の方から見たY175号墳所在地付近


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北東の方から見たY175号墳所在地付近


この道の北端から少し北東にある小さな墓地区画は,高崎市1526遺跡(Y180号古墳・直径6.5m×4.8m)の所在地となっている。該当すると思われる場所には高さ1m程度の小さな塚状地形があり,シートで覆われていた。たぶん古墳の残存部分なのだろうと思う。

このY180号墳の北側に隣接する高崎市1524遺跡(Y178古墳・直径8.2m×6.5m)高崎氏は既に隠滅したものと判断した。このY178号所在地の東側にあった高崎市2336遺跡(吉井町101号墳・円形34尺)も既に隠滅しているものと判断した。


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南の方から見たY180号墳所在地付近


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南西の方から見たY180号墳所在地付近


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路傍の石



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