高崎市吉井町:大宮神社

過日,大宮神社(群馬県高崎市吉井町池)を参拝した。祭神は,天児屋根命・多胡羊太夫。

大宮神社の由緒等の詳細は不詳。

大宮神社は,多胡碑記念館の西約250mのところに鎮座している。

大宮神社の境内地を含む周辺一帯は,正倉跡遺跡とされている場所を含め,縄文時代、古墳時代,平安時代,近世の複合遺跡(遺跡名なし)の遺跡包蔵地となっており,下池地区の北端は下池古墳群の所在地となっている。
ただし,下池古墳群を構成する古墳の大半が既に隠滅しており,現況で墳丘のように見えるものの大部分は畑から出た石を積み上げたもののようだ。
このあたりには元は石室の部材だったのだろうと推定される石があちこちに転がっており,相当大規模な古墳群が存在した墓域だった可能性が高いと考えられるが,現在では攪乱により調べようがなくなっているのではないかと思われる。

なお,大宮神社の社殿の礎石として多数の石が用いられている。それらの石は,全て古墳由来の石材を二次利用したものだと推測される。そもそも大宮神社の鎮座地それ自体が古墳だった可能性があると考えられる。


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大宮神社の入口付近


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鳥居


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参道


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拝殿


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本殿


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同上


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本殿基壇部の石材


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拝殿礎石


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同上





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境内社


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境内社


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塚状地形部分


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道祖神


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池土地改良区頌徳碑


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境内にある石(古墳由来石材?)


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同上


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同上


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同上


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大宮神社境内地付近から見える浅間山


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吉井石碑の里公園南西側入口付近



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