高崎市吉井町長根:恩行寺と古墳

2023年1月中旬のことだが,天台宗・医王山悉地院恩行寺(群馬県高崎市吉井町長根)を参拝した。本尊は,阿弥陀如来。

恩行寺は,正和2年(1313年)に薬王坊として開創され,応永10年(1403年)に医王山悉地院恩行寺として改称し,現在に至っている古い寺院。
本尊の阿弥陀如来像は,信州善光寺の本尊を模した一光三尊と呼ばれる様式のもので,鎌倉時代の作とされており,高崎市の重要文化財に指定されている。

恩行寺の境内(墓地区画)には恩行寺古墳(吉井町54号墳)と呼ばれる直径約40m・高さ約7mの大きな円墳がある。発掘調査されたことはないようなのだが,未盗掘の可能性の高い古墳とされている。この古墳は,2019年に見学したことがあるので,今回は再訪したことになる。

恩行寺古墳の被葬者は不明。しかし,この場所に薬王坊が開創されたのにはそれなりの理由があり,恩行寺開創者である小松重盛家臣堤某の一族の祖先だったのではないかと考えたくなる。

恩行寺古墳の所在地付近からは浅間山が見える。


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山門


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本堂


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恩行寺三尊像の説明板


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庚申塔・念佛供養塔など


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ながね観音


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六地蔵


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薬師堂


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北の方から見た恩行寺古墳


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南の方から見た恩行寺古墳


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恩行寺古墳の説明板


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恩行寺古墳の墳頂付近


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石祠


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恩行寺古墳所在地付近から見える景色



 全国善光寺会:恩行寺

 高崎市:恩行寺阿弥陀三尊仏

 高崎市:恩行寺古墳



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