2023年6月28日につくば植物園で見た花など(その1)

2023年6月28日午後につくば植物園(茨城県つくば市天久保)を訪問し,園内で開花中の花などを見学した。

気象条件が変化しやすく,先が読みにくい日々が続いているけれども,どうにか晴れたので,訪問することにした。

例によって園内で見た木の花の写真をまとめておこうと思う。

駐車場の縁では,八重のクチナシ(Gardenia jasminoides)とモッコク(Ternstroemia gymnanthera)が開花していた。


Gardenia jasminoides
八重のクチナシ(Gardenia jasminoides


Gardenia jasminoides
同上


Gardenia jasminoides
同上


Ternstroemia gymnanthera
モッコク(Ternstroemia gymnanthera


Ternstroemia gymnanthera
同上


Ternstroemia gymnanthera
同上


Ternstroemia gymnanthera
同上


園内では,リョウブ(Clethra barbinervis)とシャシャンボ(Vaccinium bracteatum)の花を見ることができた。リョウブは,救荒食物の一種としても知られている。


Clethra barbinervis
リョウブ(Clethra barbinervis


Clethra barbinervis
同上


Clethra barbinervis
同上
(昆虫はルリシジミ(Celastrina argiolus ladonides))


Clethra barbinervis
リョウブ


Clethra barbinervis
同上


Vaccinium bracteatum
シャシャンボ(Vaccinium bracteatum


Vaccinium bracteatum
同上


Vaccinium bracteatum
同上


Vaccinium bracteatum
同上


ヒトツバハギ(Flueggea suffruticosa)がまた開花していた。つくば植物園の解説によると,園内に植栽されているヒトツバハギは,年3回開花するとのこと。 ヒトツバハギは,雌雄異株の植物種として知られている。2023年5月26日に観察した際には雄木と雌木があってそれぞれ雄花と雌花が咲いているように見えた。ところが,今回観察した状況の下においては雌雄同株の植物種のように見える。
気象条件等の相違に応じて変化するけれども基本的には雌雄同株の植物種なのではないかとも考えられる。専門家による従来の通説の再検討を要するのではなかろうか。


Flueggea suffruticosa
ヒトツバハギ(Flueggea suffruticosa


Flueggea suffruticosa
同上


Flueggea suffruticosa
同上


他の木々も観察した。園内の樹木の中には果実が次第に大きく成長しているものがある。その中の幾つかを観察した。また,木の葉にとまっている昆虫も観察した。

なお,ホウネンタワラチビアメバチ(Charops bicolor)に該当する可能性のある小さなハチを見つけたのだが,確実に同定するまでには至らなかった。


Albizia julibrissin
ネムノキ(Albizia julibrissin


Styrax obassia
ハクウンボク(Styrax obassia)の未成熟果実


Styrax japonica
エゴノキ(Styrax japonica)の未成熟果実


Campopleginae sp.
チビアメバチ亜科の一種(Campopleginae sp.)


Campopleginae sp.
同上


Sturnus cineraceus
ムクドリ(Sturnus cineraceus


Vitex agnus-castus
セイヨウニンジンボク
Vitex agnus-castus


Vitex agnus-castus
同上


Vitex agnus-castus
同上


Campsis grandiflora
ノウゼンカズラ(Campsis grandiflora


Campsis grandiflora
同上



 国立科学博物館筑波実験植物園(つくば植物園)



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