牛久市城中町:観光アヤメ園で見た花など(その2)
昨日(2023年6月22日),様々な用事を済ませた後,午後のやや遅い時間帯に牛久市観光アヤメ園(茨城県牛久市城中町)を訪問し,開花中の花を観察し,その周辺にいる鳥や虫を観察した。
観光アヤメ園の敷地内及びその周辺では様々な野草(在来種及び外来種)が見られる。在来種の中には(かつて存在した小野草園に植栽されていた希少種の逸出を含め)結構珍しいものもある。
1株だけミゾカクシ(Lobelia chinensis)を見つけた。この場所で今年最初に咲いた花かもしれない。通常の花期から考えると,これから成長し開花する株が増えるのだろう。とても小さな植物なのだが,キキョウ科(Campanulaceae)の植物の一種。
ミゾカクシ(Lobelia chinensis)
同上
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通路部分にはチドメグサ(Hydrocotyle)の仲間が密生していた。多くの場所でチドメグサ(Hydrocotyle sibthorpioides)とヒメチドメ(Hydrocotyle yabei)が混生しているように見える場所がある。
花が全くないように見えるけれども,葉をかきわけてみると,葉よりも下のほうに花が咲き,または,果実ができていることを観察できる。
確実ではないが,花及び果実の特徴から,ノチドメ(Hydrocotyle maritima)だろうと判断した。異なるタイプの葉のものが混生しているのだろう。ただし,そもそも雑種起源ということはあり得ることなので,専門家による精密な調査研究が望まれる。
オオチドメ(Hydrocotyle ramiflora)では,葉よりも高いところで開花・結実する。
ノチドメ(Hydrocotyle maritima)
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(左上の白い花はツメクサ(Sagina japonica))
ヒシバッタ(Tetrix japonica)の幼体?
オオヒラタシデムシ(Necrophila japonica)
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ベニシジミ(Lycaena phlaeas)
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コウガイゼキショウ
(Juncus prismatocarpus)
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ニホンアマガエル(Hyla japonica)
ネジバナ(Spiranthes sinensis)
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シマスズメノヒエ(Paspalum dilatatum)
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ハシボソガラス(Corvus corone)
牛久市観光協会:牛久市観光アヤメ園
三河の植物観察:ノチドメ 野血止
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