伊勢崎市五目牛町:義経伝説の牛石
過日,源義経主従が陸奥國に逃れる際に連れていた黒牛が変化したのだという「牛石」と呼ばれる大きな石(群馬県伊勢崎市五目牛町)を見た。
牛が化石になるためには非常に長い年月を要するため,黒牛が石に変化したということそれ自体は信じがたい。しかし,この地区は,源義経と何らかの関係のあった場所なのだろうと思う。
なお,牛石を石材として観察すると,古墳の石室用材としてここまで運んできたまま(または,地下から掘り出されたまま),使用されないで放置されたものではないかというような印象を受ける。
古墳時代のものかどうかは別として,牛石の北側部分上部には石を割るための作業を途中まで行った痕跡が明瞭に残されている。現在の牛石の姿は,過去にだいぶ割られた後の姿なのだろうと思う。
説明板
東の方から見た牛石(手前)
牛石北側部分上部
牛石の北西側に隣接する巨石(屏風石?)
巨石上の石祠
周辺に露頭している岩石
半分埋もれた石に刻まれた石仏
伊勢崎市観光物産協会:いせさきの伝説
この記事へのコメント