群馬県邑楽郡大泉町~千代田町:古海原前古墳群(その3)
過日,古海原前古墳群の所在地(群馬県邑楽郡大泉町古海~群馬県邑楽郡千代田町舞木)を再訪した。
群馬県邑楽郡大泉町教育委員会編『古海原前古墳群発掘調査概報』(1986年)の4頁にある分布図に従い,アクセス可能と判断した範囲内で古海原前古墳群の古墳を見て回った。
この分岐点から北約150mのところには古海原前18号墳(直径20~25mの円墳)がある。見たところ,半壊状態ではないかと思う。
なお,古海原前古墳群の18号墳は,『群馬県古墳総覧2017年』に記載されている富士原古墳群の3号墳と同一の古墳と思われる。
南の方から見た18号墳
西の方から見た18号墳
北西の方から見た18号墳
古海原前18号墳の北東側に隣接して古海17号墳(直径20~25mの円墳)がある。その所在地は藪になっていて墳丘の形状がよくわからないのだが,どうも半壊状態になっているように見えた。
なお,古海原前古墳群の17号墳は,『群馬県古墳総覧2017年』に記載されている富士原古墳群の4号墳と同一の古墳と思われる。
南の方から見た19号墳
西の方から見た19号墳
19号墳の墳頂付近?
古海原前19号墳所在地付近の舗装道路をはさんだ西側の山林内に古海原前15号墳(直径20~25mの円墳)がある。その山林の南西側部分は整地されて住宅地になっているのだけれども,たぶん15号墳に該当するのだろうと判断した塚状地形が見えた。その所在地には近寄らず,舗装道路から見える範囲内で見学し,ズームで写真を撮った。
なお,古海原前古墳群の15号墳は,『群馬県古墳総覧2017年』に記載されている富士原古墳群の2号墳と同一の古墳と思われる。富士原古墳群の2号墳に隣接して富士原古墳群の10号墳があったようなのだが,現在では削平され,隠滅している。
南東の方から見た15号墳
東の方から見た15号墳
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