2023年5月10日につくば植物園で見た花(その2)
2023年5月10日につくば植物園(茨城県つくば市天久保)を訪問し,園内で開花中の花などを見学した。
筑波山の植物の区画にはホシザキユキノシタ(Saxifraga stolonifera f. aptera)が植栽・展示されている。前回訪問時にはまだパラパラという感じだったのだが,今回訪問時には花茎を伸ばして開花している株が増えていた。なお,この植物の自生地は,筑波山男体山の山頂にある筑波山神社本殿の周辺に限定されている。
つくば植物園の林床にはよくキノコが生える。遊歩道から見える範囲内で,キノコも観察しながら,園内の野草の花を見学した。
なお,イヨカズラの学名に関し,国立科学博物館の「琉球の植物データベース」で検索すると「Vincetoxicum japonicum C.Morren et Decne.」と表示されるので,現時点ではこの学名が採用されているのだろうと思われるのだが,つくば植物園内の標識には「Cynanchum japonicum」と記されており,つくば植物園の「植物図鑑」で検索すると「 Cynanchum japonicum C.Morren et Decne. 」と表示される。このブログ記事では,つくば植物園における記載に従うことにするが,同じ国立科学博物館でやっていることなので,どちらかに統一すべきだと思う。
国立の科学調査研究機関なので,識別子(identifier)の選択に関しては,同一組織内における不統一がないように点検と再評価を実施すべきだろうと思うし,内閣と国会としては,そのために必要な十分な予算を確保すべきだと考える。
スローガンだけでは世界最高レベルの科学技術など達成できるはずがない。
ホシザキユキノシタ
(Saxifraga stolonifera f. aptera)
同上
同上
ダイセンクワガタ
(Pseudolysimachion schmidtianum subsp. senanense f. daisenense)
コウホネ(Nuphar japonica)
キクラゲの一種
同上
ナワシロイチゴ
(Rubus parvifolius var. parvifolius)
同上
アヤメ(Iris sanguinea)の白花品
オニシモツケ(Filipendula camtschatica)の蕾
ノビル(Allium macrostemon)
トウバナ(Clinopodium gracile)
イヨカズラ
(Cynanchum japonicum)
(Syn. Vincetoxicum japonicum)
同上
同上
オニスゲ(Carex dickinsii)
同上
国立科学博物館筑波実験植物園(つくば植物園)
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