古河市谷貝:遍照寺

過日,天台宗・高日山遍照寺(茨城県古河市谷貝)を参拝した。本尊は,阿弥陀如来。
猿島坂東三十三観音霊場第十番札所となっている。

遍照寺境内に立てられている本堂落慶記念碑の碑文によれば,遍照寺は,文明3年(1471年)に開基の古い寺院。また,遍照寺境内に立てられている説明板の記載によれば,遍照寺本尊の阿弥陀如来坐像は,鎌倉時代後期の作とのことで,古河市の有形文化財に指定されている。
現在の古河市谷貝地区が古い時代から非常に重要な場所だったことを物語っていると言える。
三和町史編さん委員会編『三和町史 通史遍 原始・古代・中世』(平成8年)の308~309頁に遍照寺に関する解説がある。

遍照寺には正応4年(1291年)から天文22年(1553年)までの14基の板碑が保管されているとのことで,極めて貴重な文化財なので,可能であれば拝見したかったのだが,私が訪問した時にはどうやら法事か何かの準備で多忙そうに見えたので,遠慮することにした。


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本堂


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本堂落慶記念碑


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阿弥陀如来坐像の説明板


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千手観世音菩薩堂


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延命地蔵尊堂


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瑠璃光殿


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馬頭観世音菩薩


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供養塔など


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古い供養塔


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手水と倶利伽羅大龍


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境内の巨木


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椿林


 遍照寺



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