笠間市大田町:養福寺

過日,天台宗・松長山成就院養福寺(茨城県笠間市大田町)を参拝した。本尊は,十一面観音菩薩。

友部町史編さん委員会編『友部町史』(平成2年)の318頁によれば,養福寺は,宝亀8年(777年)に徳一大師により法相宗寺院として開創された寺院だったが,弘仁3年(812年)に天台宗の寺院に改め,今日に至っている寺院とのこと。

養福寺には長禄3年(1459年)に制作されたとみられる養金剛力士像が伝わっている。その阿形像頭部内に「源義俊同子為義同三郎妙本禅門浄妙禅尼」との墨書銘があったとのこと。この金剛力士像は,茨城県内に存在する同時代の金剛力士像の中では最大級のものとのことで,茨城県の有形文化財に指定されている。


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養福寺参道への入口付近


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石段と山門


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本堂


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本堂改築記念碑


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金剛力士像の説明板


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駐車場から見た境内の様子


養福寺と円通寺との間には慈母観音堂がある。両寺との関係は不詳。


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慈母観音堂



 笠間市:県指定文化財 [木造金剛力士像]



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