笠間市平町:宍戸城址

過日,宍戸城址(茨城県笠間市平町)を見学した。

宍戸城は,建仁3年(1203年)に宍戸家政によって築城された城がはじまりで,後に秋田氏の城となったが,秋田氏が転封となった後にはこの地が天領となったことから,元の宍戸城を改造して構築された場所に宍戸陣屋が置かれた。
現在,宍戸城跡として残されているのは土塁の一部だけなのだが,この場所に宍戸陣屋の本丸等があったらしい。現地には説明板と標柱が立てられているので,その記載に従って見学した。
また,宍戸城の残存土塁の上には末廣稲荷神社が鎮座している。祭神は,宇迦之神魂命。参拝した。
末廣稲荷神社の北側に隣接して,旧陣屋コミュニティセンターがある。

なお,宍戸陣屋の実情に関しては,友部町史編さん委員会編『友部町史』(平成2年)の337頁に解説がある。


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旧陣屋コミュニティセンター


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旧陣屋コミュニティセンター駐車場脇にある説明板


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末廣稲荷神社の石段


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末廣稲荷神社の説明板


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末廣稲荷神社の拝殿


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末廣稲荷神社の本殿


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古い手水


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宍戸陣屋土塁南側側面


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水堀跡の標柱


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水堀跡所在地付近


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末廣稲荷神社の南約50mのところにある残存土塁のような場所



 城郭放浪記:常陸宍戸城

 笠間市:市指定文化財 [宍戸城址土塁(ししどじょうしどるい)]


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