笠間市五平:五平古墳群

過日,五平古墳群(茨城県笠間市五平)を見学した。

友部町史編さん委員会編『友部町史』(平成2年)の86~87頁によれば,五平古墳群は,五平高山神社のある台地の北辺に位置する南北約100m×東西約150mの幅の山林内にあり,東西に並んで分布する合計6基の古墳(円墳)で構成される古墳群とされている。
ただし,笠間市教育委員会・有限会社勾玉工房Mogi編『茨城県笠間市宍戸城跡-道改良工事に伴う発掘調査報告書-』(2011年)の3頁では,五平古墳群は,古墳時代の古墳としてではなく,近世の塚として扱われている。

この山林は,小原街道と呼ばれる南北の小路によって東西に分断されている。この小路の南端は民家敷地となっている。この山林の北辺には,自動車が走行可能な立派な舗装道路が東西に通っており,その北側は水田となっている。
その水田の北には水路(涸沼前川の支流?)とJR上野東京ライン常磐線の線路があり,その線路の北側には山王塚古墳一本松古墳諏訪古墳がある。
この山林の中には東西に通る小路もあり,山林東側部分にある古墳上に祀られている小祠への参道となっている。

五平古墳群所在地山林の西側部分には「富士塚」または「富士塚古墳」と呼ばれる古墳(直径東西13m×南北13m・高さ1.638mの円墳)があり,その墳頂に小祠が祀られている。


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五平古墳群所在地山林の東側にある四國観世音碑


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山林の北側を通る舗装道路
(山林の中央の土が出ている場所が小原街道の北端付近)


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五平古墳群所在地から見える北の方の景色
(橋の向こう側は山王塚古墳・一本松古墳・諏訪古墳の所在地付近)


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北西の方から見た富士塚古墳


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北東の方から見た富士塚古墳


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東の方から見た富士塚古墳


五平古墳群所在地山林の東側部分には5基の古墳(円墳)があることになっている。

公式の附番がわからないので,このブログ記事では,この山林の東側部分にある5基の古墳を仮にA号墳~E号墳と呼ぶことにする。

A号墳は,山林の東側部分の北西端付近にあり,直径9.00m・高さ1.154mの円墳とされている。小祠(子安観音堂?)が祀られている。『友部町史』の記載からは墳丘の構造等の現況が明確ではないが,墳丘の主体部付近を削平して小祠が建立されているように見える。
それゆえ,A号墳は元はもっと大きな古墳だったのかもしれないというような印象を受けた。


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北東の方から見たA号墳所在地付近


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北の方から見たA号墳所在地付近


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西の方から見たA号墳所在地付近
(右手奥に見える塚状地形はB号墳)


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南の方から見たA号墳


B号墳は,A号墳の東に位置し,A号墳に祀られている小祠の参道の分岐点となっている場所付近にあり,直径9.00・高さ1.154mの円墳とされている。


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五平古墳群所在地山林の東側部分内を東西に通る小路(参道?)


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北西の方から見たB号墳


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東の方から見たB号墳
(左手奥は富士塚古墳)
(右側奥はA号墳脇の観音堂)


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南の方から見たB号墳


C号墳,D号墳及びE号墳は,直径1.5m・高さ0.5mの小円墳または無封土で小祠を祀るものなどとされており,それらの古墳の所在地を確実に視認できる状態のものではないようなのだが,一応それらしい場所はあった。


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南東の方から見たC号墳所在地?


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南の方から見たC号墳所在地?


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北の方から見たD号墳の所在地?


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小祠(E号墳所在地?)


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南東の方から見た小祠(E号墳?)所在地付近
(左手奥はB号墳・B号墳の背後は観音堂)



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