埼玉県児玉郡美里町下児玉など：塚本山古墳群・第Ⅲ群（その４）
過日，塚本山古墳群を見学した。塚本山古墳群は非常に大規模な古墳群であり，埼玉県児玉郡美里町下児玉～埼玉県本庄市児玉町～埼玉県本庄市栗崎にまたがって所在している。
塚本山古墳群に関するこれまでの調査結果をまとめた論文としては，杉﨑茂樹「埼玉県美里町塚本山古墳群の消長とその背景」早稲田大学大学院文学研究科紀要第65輯515～531頁（2020年）がある。この論文の中には，埼玉県立本庄高等学校考古学部作成の図面（1978年）を基礎とする塚本山古墳群の全体分布図が収録されている。
そこで，このブログ記事では，上記埼玉県立本庄高等学校考古学部作成の図面（1978年）を基礎とする塚本山古墳群の全体分布図で示されている附番に準拠しつつ，早稲田大学が設置した標識と番号のある古墳についてはその番号も併記することで対処することにした。早稲田大学が設置した標識には「早稲田大学校地内第＊＊号墳」と記載されているのだが，長いので，このブログ記事では「早稲田＊＊号墳」と表記することにする。
なお，疑問点が幾つかあったので，先日，塚本山古墳群を更に再訪して確認した。
初回訪問時・再訪時・再々訪時の写真を適宜取り混ぜてブログ記事を書くことにする。
＊＊＊
塚本山37号墳（早稲田12号墳）の南に塚本山36号墳（早稲田15号墳）がある。
なお，塚本山36号墳（早稲田12号墳）から西の方は笹が刈られているので，冬季であれば現存する全ての古墳の墳丘が一応見える状態になっているけれども，塚本山36号墳（早稲田12号墳）から東側の東西幅約50mの範囲内の土地は，深い笹薮になっている。そのため，その場所に所在することになっている古墳へのアクセスは不可能。
土地所有権の問題もあるのかもしれないが，詳しいことはわからない。
北の方から見た塚本山36号墳（早稲田15号墳）の所在地付近
再訪時に北の方から見た塚本山36号墳（早稲田15号墳）の所在地付近
再々訪時に北東の方から見た塚本山36号墳（早稲田15号墳）
再々訪時に南の方から見た塚本山36号墳（早稲田15号墳）の墳丘西側裾付近
（中央奥は塚本山37号墳（早稲田12号墳））
塚本山36号墳（早稲田15号墳）の西側に隣接して塚本山39号墳（早稲田23号墳）がある。
再々訪時に南東の方から見た塚本山39号墳（早稲田23号墳）
再々訪時に北の方から見た塚本山39号墳（早稲田23号墳）
（写真左端は塚本山36号墳（早稲田15号墳）の墳丘西側裾付近）
再々訪時に北西の方から見た塚本山39号墳（早稲田23号墳）
再々訪時に南西の方から見た塚本山39号墳（早稲田23号墳）
塚本山39号墳（早稲田23号墳）の南西側に塚本山40号墳（早稲田16号墳）がある。
再々訪時に北東の方から見た塚本山40号墳（早稲田16号墳）
再々訪時に北の方から見た塚本山40号墳（早稲田16号墳）
再々訪時に西の方から見た塚本山40号墳（早稲田16号墳）
塚本山塚本山40号墳（早稲田16号墳）の南西に塚本山41号墳（早稲田17号墳）がある。
塚本山41号墳（早稲田17号墳）の南西には塚本山46号墳（早稲田18号墳）がある。塚本山46号墳（早稲田18号墳）に関しては，ちゃんとした写真を撮り損ねてしまったようだが，北東の方から見た塚本山41号墳（早稲田17号墳）の写真の背後の方に一応写っている。
再々訪時に北の方から見た塚本山41号墳（早稲田17号墳）
再々訪時に北東の方から見た塚本山41号墳（早稲田17号墳）
（右奥に小さく写っているのが塚本山46号墳（早稲田18号墳））
塚本山41号墳（早稲田17号墳）の東側付近から見える景色
再々訪時に西の方から見た塚本山46号墳（早稲田18号墳）の所在地付近
この記事へのコメント