つくば植物園:冬咲きのクレマチス原種の公開
本日,つくば植物園を訪問し,園内を散策中,クレマチス園の前を通ったところ,一部公開となっていたので見学することにした。通常,冬の間にはクレマチス園が閉鎖となっており,入ることができない。
入ってみると,冬咲きのクレマチス2種が開花していた。
クレマチス園の入口のところには,鉢植えのクレマチス・ヘンリイ(Clematis henryi Oliver)が展示されていた。このクレマチス・ヘンリイは,中国原産の原種クレマチスの一種。ところが,カタカナで書くと区別が難しくなるクレマチス品種(Clematis cv. Henryi)も存在するので,ややこしい。混乱と混同を防止するため,品種の「ヘンリイ」の方を別の名称に改称すべきだろうと思う。
もう一つのクレマチスは,入口からクレマチス園に入るとすぐに見える樹木にからみついて生育している。掲示されている矢印に従って進み,樹木の裏側の方に回るとその開花状況を見学できる。
このクレマチスは,クレマチス・ナパウレンシス(Clematis napaulensis de Candolle)という原種クレマチスの一種。中国~ミャンマー~ネパール~インドが原産とされている。
珍しい花を見ることができ,とても幸運だった。
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