名取市高舘:今熊野神社と今熊野遺跡
過日,今熊野神社(宮城県名取市高舘川上北台)を参拝した。祭神は,伊弉冉命・速玉之男命・事解男命。
今熊野神社は,慶長5年(1600年)に伊達政宗の命により創始された神社。元は「今熊野三社大権現熊野神社」と称したとのこと。
今熊野神社に奉納される神楽は,無形文化財に指定されている。ただ,奉納場所である神楽殿は,実際に拝見したところ,あまり大きなものではなかった。
長い石段を登ると境内地に出る。この斜面は段丘崖であり落差がかなり大きい。
段丘上から段丘斜面にかけて今熊野遺跡と呼ばれる非常に大規模な遺跡が存在した。
発掘調査後,遺跡の大部分が破壊され,残存部分は立入禁止となっている。今熊野神社境内地の南東側にある三叉路交差点近くにある柵の外にその説明板が立てられている。
この説明板の記載では明確ではないけれども,今熊野神社の境内地とその周辺もまた古代の遺跡の一部であることが明らかで,かつて古墳が存在した可能性がある。
今熊野神社入口付近
由緒書
石段と鳥居
鳥居
石段上部
拝殿
本殿
左側の狛犬
右側の狛犬
神楽殿
古い手水
社務所?
境内地にある石材
境内地から見える景色
(手前は尾根上の塚状地形)
今熊野遺跡の説明板所在地付近
今熊野遺跡の説明板
遺跡全体図の部分の拡大
今熊野遺跡の現況
宮城県神社庁:今熊野神社
名取市:今熊野神社付属神楽
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