名取市高舘:高舘城跡(その2)
名取市史編纂委員会編『名取市史』(昭和52年)の897~898頁に高舘城の解説がある。
高舘城跡の標柱のある場所から上は急崖となっており,本丸まで登ることが難しい状態になっていたので,石の供養塔などのある場所まで戻った。
石の供養塔などの裏側に獣道同然の登坂があり,高舘城跡の表示がある。
その表示のある場所先は,本丸と本丸南側にある小郭との間の空堀となっている。
右手の方には本丸の南東端に相当する若干突出しているけれどもやや複雑な地形部分が見える。その場所は,現在では明確ではなくなっているけれども,複数の小規模な郭が組み合わされたような場所であり,元は桝形と虎口のような場所だったのではないかと想像した。
その場所にあるくねくねとした狭い道をどんどん登ると,本丸に至ることができる。
本丸の北側部分~北側の郭~北西側の郭は薮状態になってしまっており,その見学はほぼ不可能な状態だった。
とても素晴らしい城跡遺跡なのだが,現況の管理状況を前提とする限り,文化財保護法の執行という観点からは問題がないわけではないので,そのように記録することにした。
山神・蔵王山など
石の供養塔などの上にある狭い道
高舘城跡の標識
本丸(右)と本丸南側にある小郭(左)との間の空堀
同上
南の方から見た本丸南東隅付近
虎口土塁のような場所
本丸南東隅に至る細い道から見た本丸南側にある空堀と小郭
桝形のような場所
同上
本丸南東端の入口付近
本丸上から見た本丸南側の空堀と小郭
南の方から見た本丸中心部付近
(笹や小低木等が繁っていて進めない)
南西の方から見た本丸中心部付近
南西の方から見た本丸南東隅付近
本丸の南東隅付近を見学した後,石の供養塔などがある場所まで降り,元の遊歩道を通って高舘観音堂付近まで戻った。
本丸南側の急崖
本丸西側下にある沢
高舘観音堂付近まで登る階段
那智八景坂の標石
見晴台
見晴台付近から見えた景色
散策路
散策路から見た景色
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