石岡市柿岡:善慶寺と淡島神社

過日,曹洞宗・国豊山善慶寺(茨城県石岡市柿岡)を参拝した。本尊は,釈迦牟尼仏。

縁起等の詳細は,境内に立てられている本堂修復会館庫裏竣工記念碑に刻まれているとおりなのだが,延元元年(1336年)に長倉義春が那珂郡長倉に建立した寺院が始まりで,文禄4年(1595年)に柿岡の地に移ったとのこと。

下記の「まほらふく風に乗って」のサイトで詳細に紹介されているとおり,柿岡の地は,戦国時代末期~江戸時代初期に領主がどんどん変わってしまったようだ。
領民がどのような思いでそのような移り変わりを見ていたのかはよくわからないけれど,大変な時代だったことだけは間違いないと思う。
善慶寺は,そのような歴史をずっと見てきたことになる。

静かな良いお寺だと思った。


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善慶寺入口付近


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本堂


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本堂修復会館庫裏竣工記念碑


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六地蔵


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御宮


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古い供養塔


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千部経王塔など


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墓地区画内にある塚のような場所


善慶寺と背中合わせのような感じになって,淡島神社がある。

淡島神社は,単に背中合わせとなっているというだけではなく,神仏分離前には善慶寺と一体となった神社だったと推測され,建物の構造も密接不離の関係にある。そのような建物構造になっているということに関しては,下記の「日本の懸造り」のサイトがとても参考になる。


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淡島神社参道
(背後は善慶寺本堂の屋根)


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淡島神社参道脇にある成田山不動明王碑


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淡島神社の社殿


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庚申塔など



 石岡市観光協会:善慶寺

 まほらにふく風に乗って:善慶寺(石岡市柿岡)

 日本の懸造り:淡島神社



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