取手市寺田:相馬惣代八幡宮
過日,相馬惣代八幡宮(茨城県取手市寺田)を参拝した。祭神は,誉田別命。
登録された呼称は「八幡神社」とのことなのだが,一般的には「相馬惣代八幡宮」として知られており,社殿の額にも「相馬惣代八幡宮」と記されている。なお,いばらきデジタルマップ上では「八幡神社」と表示されている。
相馬惣代八幡宮の創始の詳細に関しては諸説あるが,平将門と関連する神社ということで広く知られている。一般的には,西林寺(茨城県守谷市本町)の寛海法師が山城国・石清水八幡宮の分霊を勧請したのがはじまりの神社だとされている。
平将門伝承とも関係する神社ともされている。なにぶんにも古い時代のことなので,由緒等を確定するための客観的資料に乏しいのだが,相馬氏が相馬惣代八幡宮を崇敬したことは疑いようがない。
社殿は,比較的最近に改築されたもののようだ。
境内にはシラカシの巨樹がある。
鳥居
参道
社殿
境内社(天満宮)
境内社(稲荷大明神)など
力石?
手水
保存樹木の標柱
シラカシ
保存緑地の標柱
参道脇の樹叢
鳥居脇にある大師堂
鳥居脇にある二十三夜供養塔など
相馬惣代八幡宮の境内地と周辺一帯は,惣代八幡遺跡と呼ばれる縄文時代の遺跡包蔵地(集落跡)となっている。奈良・平安時代の遺跡ではない。
相馬惣代八幡宮の少し北に「あけぼの市民緑地」があり,その敷地と周辺一帯は佃遺跡と呼ばれる縄文時代と奈良・平安時代の複合遺跡の遺跡包蔵地となっているので,相馬氏の祖先が居住し,八幡宮を勧請・建立した場所は,たぶん佃遺跡の範囲内にあるどこかであり,後の時代に現在の地に遷座したのではないかと想像する。
あけぼの市民緑地の標柱
あけぼの市民緑地の案内板
あけぼの市民緑地
神が宿るところ:相馬惣代八幡宮
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