サンザシの果実

2022年12月25日のことだが,くらしの植物苑(千葉県佐倉市城内町)で,サンザシ(Crataegus cuneata)の果実を見た。
サンザシの果実は,食用と薬用に用いられる。


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一般に,日本国において漢方薬として利用される果実のなる樹木は,そのほとんど全部が中国から渡来したもので,自生しているように見えるものでも栽培品が野外逸出した個体の子孫であることが圧倒的に多い。
そして,輸入の時点で既に複雑な交配や選抜を経た後の品種であることがむしろ普通であったと推定される。
DNAを用いた分析がうまくいかないことがあるのは,そのことによる。
純粋種という意味での自生種だという前提で分析開始すると判断を誤る。逆に雑種起源の品種が圧倒的に多いかもしれないという前提でものごとを考えなければならない。自然界ではすぐに消滅してしまうタイプの動植物でも,人間が栽培・飼育・保護してきたからこそ生存できた生物種が存在するかもしれないという前提で一応検討してみることを疎かにすると,後になって泣くことになる。


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