栃木県芳賀郡芳賀町西水沼:常珍寺
過日,天台宗・龍海山弘誓院常珍寺(栃木県芳賀郡芳賀町西水沼)を参拝した。本尊は,聖観世音菩薩。
下野三十三観音霊場第十六番札所となっている。
常珍寺は,天安2年(858年)に慈覚大師円仁の開基により天台顕密二経の道場として開創された古い寺院。
山号は境内にあった滝にちなむものなのだが,延宝元年(1673年)に山崩れにより堂宇が崩壊した。そのため,天和3年(1683年)に現在の地に堂宇が再建され,更に,元禄時代に仁王門や諸堂が建設されて中興開山となり,現在に至っている。
常珍寺の銅造地蔵菩薩半跏像,銅造大日如来坐像,銅造阿弥陀如来立像,銅造地蔵菩薩立像は,栃木県指定の有形文化財となっている。
運よく住職と遭うことができたので,挨拶した。住職は,達人のような方だったので,つまらないことを質問して困らせても仕方がないと判断し,くどくど質問することは避けた。自分なりに理解し,解釈しながら境内を拝見した。
堂宇はとても素晴らしい。仁王門と金剛力士像は元禄時代のものとのこと。
一見に値する歴史的な堂宇で構成される寺院だと思う。もっと広く知られてしかるべきだと思う。
石段
寺号標
説明板
山門
山門側面と山門脇の供養塔など
山門内側
本堂
本堂と庫裏
本堂の彫刻(一部)
本堂の彫刻(一部)
仁王門
観音堂(聖観世音菩薩)
観音堂の彫刻(一部)
石塔
歴代住職の墓所
菩提堂
鐘楼
供養塔
石塔
照千一隅山射國寳
(仁王門,菩提堂,諸仏改修記念碑)
日時計
境内駐車場付近
駐車場から見える景色
天台宗:常珍寺
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