匝瑳市大寺:龍尾寺
過日,真言宗智山派・天竺山尊蓮院龍尾寺(千葉県匝瑳市大寺)を参拝した。本尊は,釈迦如来。
龍尾寺は,とても有名な雨乞い伝説の龍の尾が落ちた場所とされている。龍の頭部が落ちた場所に龍角寺(千葉県印旛郡栄町龍角寺)が建立され,龍の胴体が落ちた場所に龍腹寺(千葉県印西市竜腹寺)が建立されたという伝承がある。
地名の「大寺」は,古代の官寺・大寺があった場所とのこと。
龍尾寺の創始が飛鳥時代の斉明天皇7年(661年)とされていることからすると,廃れていた大寺の境内地と同じ場所に真言宗寺院として龍尾寺が建立されたと考えるのが妥当ではなかろうか。
南北朝時代には戦乱により堂宇のほとんど全部が焼失し,その後,再興されて現在に至っている。
龍尾寺の本堂は,とても大きく立派な建物だった。
境内には弘法大師御手鑿の井戸があり,また,匝瑳市の文化財に指定されている板碑がある。
境内地東側入口にある寺号標
東側参道
途中で見える景色
山門
本堂
薬師堂
御堂
御堂の彫刻(一部)
弘法大師御手鑿の井戸
浄水
浄水の説明板
龍尾寺板碑(応安6年)
龍尾寺板碑の説明板
別の板碑
(古墳由来石材?)
石塔
弘法大師像
古い供養塔
西側参道脇にある御堂
西側参道
匝瑳市:大寺の龍尾寺
匝瑳市:指定・登録文化財一覧表
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