栃木県芳賀郡市貝町市塙:シハンバ古墳

過日,白金古墳を見学した後,シハンバ古墳(栃木県芳賀郡市貝町市塙)を見学した。

シハンバ古墳は,白金古墳(栃木県芳賀郡市貝町市塙)の所在地の概ね東約300mのところに位置する墓地区画内にある。
この墓地区画内には古墳と思われる塚状地形が2つ存在するが,北西側の塚状地形がシハンバ古墳に該当すると判断した。墓地区画の南東側にある少し小さな塚状地形部分は,現時点では古墳としては扱われていない。後代の塚かもしれないし,単なる土塊かもしれない。
しかし,この墓地区画所在地全体が複数の古墳と後代の塚によって構成される非常に古くからの墓域だったと考えるのが妥当ではないかと思われる。

「シハンバ」との呼称は,地名(市貝町大字市塙字シハンバ)に由来するもの。

市貝町史編さん委員会編『市貝町史』(平成2年)の506頁によれば,シハンバ古墳は,直径10m前後・高さ1.7m前後の円墳とされている。同頁には,「周辺は墓地や道路となり,墳端部に削平が及んでいる」と付記されている。


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南西の方から見たシハンバ古墳


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南の方から見たシハンバ古墳


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南東の方から見たシハンバ古墳


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東の方から見たシハンバ古墳


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墓地区画の南東隅にある塚状地形
(北の方から見た様子)


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墓地区画の南東隅にある塚状地形
(北東の方から見た様子)



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