ユウガギク?

2022年10月初旬のことだが,桜川市の水田地帯を散策中,水田と歩道との間でキク科の植物が青色味の強い花を咲かせているのを見つけた。たぶん,ユウガギク(Aster iinumae)またはその園芸品種だろうと思う。

よく見ると,ヒメアカタテハ(Vanessa cardui)などの様々な昆虫や小さなクモの仲間がやってきている。


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とても小さなクモ(カニグモの仲間の幼体?)


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現在の植物分類学の大部分は,かなり無邪気に,「野にある植物は野草だ」という仮説を前提にして組み立てられている。

しかし,基本的に誤りかもしれないというのが私見だ。

江戸の植木町で盛んに交配された園芸品種が販売され全国に分布を拡大したことは疑いようがない。それよりもはるかに昔の飛鳥・奈良時代に既に国内で交配が行われていた可能性が高い。そもそも日本国に導入された中国産の苗や種子がもともと交配品の苗や種子であった可能性もかなり高い。

以上の諸点については,これまで何年もかかってやってきた文献調査の結果によって明確に裏付けられる。

DNAを基礎とする植物分類学の喫緊の課題は,「野生種のように見えても過去に逸出した交配種の子孫である個体をいかに識別するか?」ということに尽きる。

人工交配なので,変異の速度が自然界の平均速度の何万倍も速い。そのことも理解すべきだと思う。



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