熊谷市石原:東漸寺と古墳など
過日,臨済宗妙心寺派・法雲山地蔵院東漸寺(埼玉県熊谷市石原)を参拝した。
東漸寺は,古地頭城和泉守昌茂(寛永3年没)が開基・樵南紹能(正保4年没)が開山となって創建された寺院とのこと。
東漸寺の堂宇はとても立派なもので,境内地内には多数の石仏や供養塔などがある。石造物は,どれも素晴らしい文化財だと思う。
山門
本堂
寺紋
観音堂
山門脇の六地蔵
墓地区画の六地蔵
古い石仏・供養塔など
馬頭観世音
馬頭観世音
庭園
庭園
白陽(柴田侑堂)の句碑
東漸寺の墓地区画内には石原14号墳(直径20m・高さ2.5mの円墳)と石原15号墳(直径16m・高さ2mの円墳)という2基の古墳がある。かつて,東漸寺の西側隣地に薬師堂古墳という円墳(直径22m)もあったけれども,現在では湮滅している。
石原14号墳の墳丘上は,歴代住職の墓所となっており,その周囲には墓石がいっぱいあるのだが,何か所か墳丘の一部が見える場所があった。
石原15号墳は,墳丘の大部分が既に失われており,その残骸のようなものが残されているだけなのだが,そこに古墳があるということは判別可能な状態は維持されていた。
直観的には,この墓地区画内には,かつて,別の複数の古墳があったのだろうというような印象を受けた。それらの中で石原14号墳と石原15号墳が残されたということについては,何か特別な意味があったのかもしれないと思う。
石原14号墳の墳丘(一部)
石原14号墳の墳丘(一部)
石原14号墳の墳丘上にある歴代住職の墓所
石原15号墳
石原15号墳
石原15号墳
東漸寺の山門前には福徳正八幡宮がある。参拝した。
鳥居と社殿
建立の由来
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