印西市岩戸:不動堂,西方大師堂と米津出羽守屋敷跡

過日,不動堂(千葉県印西市岩戸)を参拝した。御堂の額には「不動堂」と記されている。

この不動堂の脇に大師堂がある。この大師堂が印西大師八十八ヶ所第八十六番札所・西方大師堂に該当するようだ。

不動堂境内地と不動堂前の石段下付近に古い供養塔が集められている。当時の信仰を知る上で極めて貴重な文化財。それらの供養塔の前で合掌した。
また,不動堂境内地に隣接して墓地区画と西方公民館がある。

不動堂の境内地は,千葉県の遺跡包蔵地マップ上では米津出羽守屋敷跡という遺跡の包蔵地になっている。ただ,そもそも「米津出羽守屋敷」なるものの詳細が不明。『千葉県印旛郡誌下巻』に関連することが書かれているらしいのだが,まだ読んでいない。

屋敷跡であるという前提で見渡してみた。しかし,現況において,屋敷跡の範囲・構造が明確であるとは言えない。

マップ上では墓地区画付近が屋敷跡の所在地として表示されている。

マップ上の所在地表示とは異なるが,不動堂の境内地の東側~北側には土塁跡のようなものがある。
この土塁跡のように見えるものは境内地の北側~北西側に長く伸びている。この土塁跡のようなものがどの時代に誰によって構築されたのかは不明。(例えば,開墾に伴い形成された土塊のような)現代のものである可能性,または,江戸時代の野馬土手の一種である可能性は,全く皆無だとは言えない。この分野の専門家による綿密な調査を要する。

更に,境内地の北西側~西側の方に続く小路があって,そのあたりは何となく要害の地のようなつくりとなっている。

不動堂の北西側の小路の北側の方に岩戸広台古墳という古墳が存在するようだ。ただ,古墳所在地まで通行可能な道があるかどうかわからなかったので,深入りしなかった。


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道路から登る石段


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不動堂前の石段


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地蔵尊


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古い供養塔


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古い供養塔・六地蔵など


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不動堂


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印西八十八箇所第八十六番・西方大師堂


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西方大師堂の説明板


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不動堂の境内地に並ぶ古い供養塔など


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不動堂の境内地東側にある土塁跡のように見える地形部分
(右端に見えるのは西方大師堂の側面)


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不動堂の境内地北東側にある土塁跡のように見える地形部分


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不動堂の北側にある土塁跡のような形状の地形部分の手前にある土塊
(土塁跡のように見えるものは,この土塊の背後にある)


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不動堂の北側にある土塁跡のように見える地形部分


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不動堂北側の山林内に続く土塁状の地形部分の続き(右手)と小路(中央)


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不動堂の北西側付近に位置する帯郭のように見える地形部分(左側斜面上)


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北西の方から見た土塁跡のように見える地形部分


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西方公民館


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