印西市竜腹寺:日枝神社
過日,龍腹寺(千葉県印西市竜腹寺)の境内地にある日枝神社を参拝した。祭神は,大山咋命。菅原道真公・伊弉册命を配祀している。
由緒等の詳細は不明だが,龍腹寺と同じ頃に創始された神社とする見解が有力。
現在の社殿(本殿)は,元禄時代のものと推定されているようだ。
日枝神社の社殿は,段丘縁にある大きな塚状地形地の中心部を削って平坦にし,建築されているように見える。単に掘削残土を脇に寄せた結果としてそうなっただけのことかもしれないが,社殿の周囲に土塁があるように見え,何となく気になった。その土塁のような地形部分の上に境内社の石祠が並んでいる。
ただし,現時点では,古墳とも,後代の信仰塚とも,城跡土塁ともされていない。
この土塁のような地形部分の外側は急崖となっているので,もしかすると,龍腹寺の境内地全体が鎌倉時代~戦国時代頃に城または館のような軍事的・政治的機能をもち,その頃に臨時に土塁等が構築されたという仮説もあり得るのではないかと思った。
実際,戦乱の時代には,龍腹寺の堂宇が何度も焼かれている。
日枝神社の鳥居
参道
拝殿
本殿の蔽殿
境内社(天照皇太神)
境内社(金毘羅宮)
境内社(右:三峯社,左:出雲大社)
境内社
境内社
手水
力石?
国有境内地譲與記念碑
土塁様の地形部分
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