アキノノゲシ
水田地帯などを散策していると,あちこちでアキノノゲシ(Lactuca indica)が開花しているのを見つける。秋の花だ。
この植物と最初に出逢った頃,葉の形状から2つの品種に分けられているということを知り,随分とあちこちを探し回った。それから随分と年月が経った。結論としては,品種は存在しない。異なる2つのタイプの葉形は存在するが,同一の個体の中で2つの形態の葉が混在している例が多数ある。
オオブタクサの葉の場合と同様,生育環境(日照量,土壌の栄養分など)の微妙な相違によって葉形が変化してしまう植物であり,遺伝子において異なるタイプの植物が存在しているわけではないのではないかと思う。そういうものは,生育条件の相違による変化の一種なのであり,別種でも品種でもない。品種として区別するだけの実益は,全くないと思われる。
種子
半分以上の葉が細葉のタイプ
約半分が細葉のタイプ
上部の葉だけ細葉のタイプ
ほぼ全部の葉が細葉のタイプ
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