小諸市大久保:釈尊寺(布引観音)(その1)

過日,天台宗・布引山釈尊寺(長野県小諸市大久保)を参拝した。本尊は,聖観世音菩薩。
信濃三十三観音霊場第二十九番札所となっている。
釈尊寺は,神亀元年(724年)に行基による開基の寺院。望月氏(滋野氏)と関係する寺院とされている。武田信玄も崇敬した寺院とのこと。
軍事的観点だけから言えば,かなり遠くまで見渡すことのできる物見場所として極めて重要な寺院であったことは疑いようがない。

釈尊寺の入口は,布引山の巨大な岩崖の下にある。この入口には駐車場があるので,そこにクルマを停めることにした。この場所は,布引電気鉄道布引駅の跡地ということなので,この場所まで至る千曲川(布引渓谷)沿いの道路は,元は鉄道の線路敷地だったのだろう。
釈尊寺の入口から沢沿いに時間をかけて登山をすると,やっと境内地に到達できる。もう若くはないので,急がず,時間をかけてゆっくりと登山することにした。
登山道のあちこち石仏が建立されており,また,名所旧跡のような場所があった。
この登山は,予想どおりにしんどいものだったが,境内から更に清水の舞台のような形状をした観音堂に進み,そこから周囲を見渡すと絶景であり,しんどくても登山をしてよかったと思った。

なお,釈尊寺のある布引山の南西側は,楽厳寺城跡となっており,狭いけれども一応自動車が走行可能な道路があるようだ。実際にはそちらの方には行っていないので,詳細は不明。


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布引大橋の袂にある観音像


IMG_1793.JPG布引大橋から見た布引山方面の様子


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釈尊寺入口付近


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案内図


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釈尊寺入口前を流れる千曲川


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対岸の地層の露頭


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釈尊寺入口付近から見上げた布引山の巨岩


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説明板


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古い供養塔など


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寺号標


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山裾にある古い石窟跡(僧坊跡?)のような場所


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石仏


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石仏


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日本廻國供養塔


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文化財の標識


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石段


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馬頭観世音


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石仏


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石段


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石段


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馬頭観世音


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石塔


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巨岩側面にある古い石窟跡(僧坊跡?)のような場所


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過去の修行場?


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石仏


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石仏


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石段


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見守り地蔵


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牛岩


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石仏


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石段


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巨岩の割れ目に根をはる巨木


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善光寺穴


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善光寺穴の説明板


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石段


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馬頭観世音


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不動滝


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不動滝の説明板


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仁王門


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仁王門前から見た観音堂


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石塔


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最後の石段



 小諸市:釈尊寺観音堂宮殿



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