石岡市佐久:佐久上ノ内古墳群
過日,佐久上ノ内古墳群(茨城県石岡市佐久)の所在地を見学した。
佐久上ノ内古墳群は,3基の円墳で構成される古墳群とされている。この古墳群のすぐ南には佐久上ノ内遺跡と呼ばれる集落遺跡があるので,佐久上ノ内古墳群の被葬者は,その集落の長のような人だったのかもしれない。
3基の円墳中で墳丘を確認できるのは北端にある円墳だけであり,古墳群所在地の南側にある2基の円墳は,(もともと地下遺構しかない古墳ではないとすれば)既に湮滅してしまったのではないかと思われる。
ただし,古墳群所在地の南側にある林の中を歩いて確認したわけではなく,林の中に入る道の通行可能そうなところから眺めて観察しただけなので,確実ではない。林の中に分け入って丁寧に探すと墳丘の残骸が残っているのかもしれない。
北端にある残存古墳は,墳丘の南側約3分の1が削平され,作業場のような施設の敷地になってしまっている。
この施設の構築のために地山がばっさりと掘削されてしまっているため,残存古墳の南側は絶壁のような法面になっている。
古墳の番号に関し,正式の付番がわからないので,このブログ記事では,仮に,北端の残存古墳のことをA号墳と呼び,古墳群の南側にある2基の古墳のことをB号墳及びC号墳と呼ぶことにする。
南の方から見たA号墳所在地付近
A号墳所在地の東側を通る道
東の方から見たA号墳
北東の法から見たA号墳
A号墳の南側断面付近
B号墳・C号墳の所在地付近
同上
B号墳・C号墳所在地近くにある石祠
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