石岡市佐久:鹿島神社と大杉・佐久上の内遺跡など
2022年8月下旬のことだが,茨城県石岡市佐久地区を散策した。八郷総合運動公園から北の方に向かって田の中を歩くと,山の尾根の木々の間に佐自塚古墳が見える。佐久地区の東にある谷津を南北に流れる恋瀬川の支流(用水路)にはカルガモの姿が見えた。
鹿島神社(茨城県石岡市佐久)の社殿の裏側には杉の巨樹がある。樹齢は相当に古いということしかわかっておらず,正確な樹齢がわからないのだが,かなりの古樹であることを否定する見解はないようだ。
近寄ってみるよりも参道から見たほうがその大きさを実感できる。
鹿島神社の境内地には,鹿島神社境内内遺跡があり,出土物によって奈良・平安時代の祭祀遺跡だとされている。しかし,それ以前の時代から神聖な場所だとされていたからこそ奈良・平安時代にも祭祀を行う場所となったと理解するほうが正常ではないかと考える。
つまり,奈良・平安時代以前の非常に古い時代から何らかの祭祀が行われた場所なのではないかと思う。
更に,鹿島神社の北側には「佐久上ノ内遺跡」と呼ばれる広大な遺跡包蔵地が存在する。この遺跡は,縄文時代~弥生時代~古墳時代~奈良・平安時代の複合遺跡。これまでの部分的な発掘調査結果によってそのことが裏付けられており,大規模な集落が存在したようだ。
恋瀬川の支流(用水路)
カルガモ
息栖遺跡所在地付近
移動の途中で見た景色
鹿島神社入口付近
参道から見た大杉
鳥居
社殿
社殿裏の様子
見学者用木道
佐久の大杉の説明板
同上
境内社
手水
古い手水
佐久上ノ内遺跡の所在地の一部
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