鹿沼市千手町:紫雲山千手院
過日,真言宗・紫雲山千手院(栃木県鹿沼市千手町)を参拝した。本尊は,千手観世音菩薩。
下野三十三観音第三十一番札所となっている。
千手院は,天文4年(1535年)創建の寺院。本尊の千手観音菩薩坐像は鎌倉時代の作とされており,鹿沼市の有形文化財に指定されている。現在,無住の寺院となっており,鹿沼市が建物等を管理しているとのこと。
なお,鹿沼市史編さん委員会編『鹿沼市史 前編』(昭和43年3月)の683~684頁では,日光二荒山神社所蔵の記録を根拠に,もっと古い時期の創建の可能性を示唆している。
仁王門や観音堂等の建物はとても立派で,境内地には多数の供養塔等がある。
あくまでも一般論だが,明示または黙示の禁止に反して千社札を貼付する行為は,刑法学上の効用毀損説に立脚すると,多数の千社札の貼付は建造物損壊罪の実行行為に該当する。
石段
説明板
仁王門の天井画
仁王門裏側
石仏と法華千部供養塔
妙経千部供養塔
古い供養塔など
古い墓石など・石碑塚
十九夜供養塔と宝篋印塔
石段・石仏・十九夜供養塔
千手観音堂
千十観音堂の彫刻(一部)
千手観音堂の彫刻(一部)
千手観音堂の彫刻(一部)
千手観音堂側面
説明板
千手観音堂付近から見える景色
千手観音堂裏にある供養塔など
同上
鹿沼市:木造 千手観音菩薩坐像
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