水戸市塩崎町:大串貝塚ふれあい公園再訪(その2)
過日,大串貝塚ふれあい公園(茨城県水戸市塩崎町)を見学した。
公園内には貝塚遺跡の貝層断面見学施設がある。貝層断面は蔽屋の中にある。担当者に連絡すれば鍵を開けて中を見せてもらえるようなのだが,新型コロナの関係もあるので,ガラス窓越しに貝塚遺跡を見学した。
国指定史跡大串貝塚の標石
古代の海岸線付近
古代の海岸線に沿った遊歩道
貝層断面見学施設
貝層断面
貝層断面見学施設付近から見える景色
(現代の田の部分は,古代には海面)
大串貝塚ふれあい公園内には,縄文時代の家屋等を復元した区画がある。そこには,縄文人や縄文犬をイメージしたものと思われる銅像もある。
一般に,縄文時代の貝塚は,現代人が考えるような意味での「ゴミ捨て場」ではなく,当時の人々が現実に生活した場なので,貝塚遺跡内から住居跡や墓所などがみつかる。そして,古代人が使用した道具などもしばしば発掘される。
その意味で,貝塚遺跡は「タイムカプセル」のような役割を果たしている。
専門家であれば発掘調査報告書を読み,当時の様子の復元を試みるために様々な想像をめぐらすことができるけれども,この分野の専門家ではない人が当時の住居や生活の様子を想像することは容易ではないことが普通なので,このような復元住居が設けられ,展示されているのだろう。
縄文広場の説明板
縄文時代の復元住居
復元住居内の様子
縄文犬?
弥生時代の復元住居(右手前)と古墳時代の復元住居(左奥)
作業をする人?
弥生時代の婦人と鶏?
古墳時代の復元建物
古墳時代の復元建物の内部の様子
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