栃木県下都賀郡野木町佐川野:柴山古墳
過日,柴山古墳(栃木県下都賀郡野木町佐川野)を見学した。
柴山古墳は,法得寺の西に位置する段丘縁付近にある。民家敷地内にある古墳なのだが,古墳所在地の西側を南北に通る道路(鎌倉古道)から墳丘が見えるので,道路から見える範囲内で見学した。
野木町史編さん委員会編『野木町史 歴史編』(平成元年)の105~106頁によれば,柴山古墳は,円墳であり,現存墳丘の大きさは,長径27m×短径17m・高さ2mとのこと。墳丘の裾が削り取られ,現況では長方形墳のような形状になっており,墳頂には稲荷神社が祀られている。出土した埴輪片の特徴から6世紀後半の古墳と理解されている。
南西の方から見た柴山古墳所在地付近
西の方から見た様子
柴山古墳所在地周辺の様子
柴山古墳の近くには柿沼家の長屋門がある。立派な長屋門だ。
のぎ・歴史を歩こう会編『ぶらり野木町歴史さんぽ-全15コースと小山・古河8コース-』(2021年3月)の117頁によれば,柿沼家は,元は忍城(埼玉県行田市)の成田氏の流れをくむ武士だったが,その後帰農した家系なのだそうだ。
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