深谷市東方:森吉古墳と欠下台古墳
過日,幡羅官衙遺跡群を見学した際,森吉古墳(埼玉県深谷市東方)を見学した。
近年の発掘調査結果等により,現在では,森吉古墳は,直径32mの造出部付円墳または帆立貝式古墳と考えられている。現存している墳丘は,そのごく一部に過ぎない。また,森吉古墳のすぐ近くに2基の円墳遺構が発見されている。出土した埴輪断片は,栃木県の小山市~下都賀郡野木町付近で出土している埴輪と共通点があるように見える。非常に興味深い。それらの発掘調査結果は,深谷市教育委員会編『埼玉県深谷市埋蔵文化財発掘調査報告書第92集 居立(第2次)/森吉古墳/下郷』(2007年8月)の中にまとめられている。
西の方から見た森吉古墳の残存墳丘
南西の方から見た森吉古墳の残存墳丘
森吉古墳所在地付近の畑の隅にあった礫
森吉古墳の残存墳丘所在地付近からは,欠下台古墳(埼玉県深谷市東方)が見える。
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