熊谷市西別府:湯殿神社と西別府祭祀遺跡
過日,湯殿神社(埼玉県熊谷市西別府)を参拝し,同社の境内地にある西別府祭祀遺跡を見学した。湯殿神社の祭神は,大山祇命。
湯殿神社の由緒等の詳細は不詳。元は天台宗・湯殿山不動院と号する寺院と合一した湯殿山権現社だったようだ。そのことから,湯殿神社として分離されたのは,明治維新頃のことと想像される。多数の境内社が合祀されているが,その合祀も同時期のことと想像される。
この日は,西別府祭祀遺跡を見学した後,幡羅官衙遺跡群を構成する他の遺跡も見学した。別府沼公園西駐車場にクルマを停め,あとは徒歩で往復。
湯殿神社入口付近
幡羅官衙遺跡群の説明板
鳥居
拝殿
本殿
合祀社
合祀記念碑
境内社(水神社)
國常立尊など
富士嶽大神
手水
境内林(一部)
境内地西側にある堀切のような通路部分
湯殿神社境内地の北側には水路が流れている。(周辺地域が大規模に開拓されてしまい水源機能が喪失したため)現在ではお世辞にも清い水の湧出があるとは言えないような状態となっているが,かつては清い水が湧出し,水源地となっていたのだろう。この場所が祭祀遺跡と呼ばれる場所で,水路底等から様々な出土物があった。
旧水源地付近
祭祀遺跡付近
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